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記憶の種類

記憶には、短期記憶と長期記憶がある。
短期記憶は、数分以内に忘れてしまう短い期間の記憶。
長期記憶は半永久的な記憶。

さらに長期記憶は以下の4つに分けられる。

※宣言的記憶
言葉で表すことができる意識のある記憶。

1,エピソード記憶
自分の経験や体験に基づいた記憶。過去の思い出。

2,意味記憶
一般的な知識の記憶。


※非宣言的記憶
言葉で表せない、無意識な記憶。

3,プライミング記憶
入力された情報がその後に影響を与える記憶。

4,手続き記憶
体で覚えている記憶。


学生時代、記憶する機会は山ほどあったが、ほとんどの人は2の意味記憶として覚えていただろう。
しかし、意味記憶は実はあまり良い暗記方法とはいえない。
なぜなら、意味記憶が得意なのは小学生で、以降はその能力が衰えていくからだ。
高校生以上ならばエピソード記憶を中心とした論理的な記憶で覚えていくのがベストである。

つまり、丸暗記のように単体で覚えるのではなく、
複数の知識と関連づいた広がりのある記憶として覚えるのが効果的なのである。

この事実はとてつもなく重要であるはずなのに、学校の先生は教えてくれない。
いや、そもそもほとんどの先生はこの事実についてすら知らないだろう。